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れぞれのAC−14形アンカーにそのノウハウをつぎ込んで性能・製造方法(型)を確立していることから、標準化になんらメリットを見出せないので、現状のJIS形ストックレスアンカー並の標準化には否定的である。
・船級協会
AC−14形アンカーの多数の実績より、AC−14形アンカーであれば、把駐力性能およびその他の性能も、ある程度把握されているので、AC−14形で標準化すべきであるとの意見である。
3)「アンカーの性能評価のための試験方法」の規格化について
把駐力試験方法を含む試験方法の確立を一部に望む声もあるが、船級協会の所掌範囲との兼ね合いから、不要とする意見が多数を占める。
以下、造船所、船会社、メーカー、船級協会と分けて集約した結果を併記する。
・造船所
不必要とする意見が多数を占めるが、必要としたものは、把駐力試験を挙げている。
・船会社
造船所とほぼ同意見である。
・メーカー
把駐力性能試験については、今後の課題であり、JIS化はナンセンスとする意見および船級協会の現状の把駐力試験は非常にコストが掛かることから、強度試験は現状の方法とするが、把駐力試験は、小型モデル試験で代替することを考えるべきであるとの意見があった。
・船級協会
船級協会の現状の把駐力試験・強度試験等の試験と同様のものを、敢えて規格化する必要はないとの意見である。

 

 

 

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